
トランジスタの進化|平面からFinFET・GAAへ
2026-08-09 ・ 入門
微細化が進むと、トランジスタは「平ら」から「立体」へと形を変えてきました。その進化を追います。
平面(プレーナ)型の限界
昔のMOSFETは、ゲートがチャネルを上の1面からしか制御していませんでした(プレーナ型)。小さくすると、ゲートを閉じても電流がもれるリークが増え、省エネと性能が両立できなくなりました。
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FinFET:3面から囲む
そこで登場したのがFinFET。チャネルをヒレ(フィン)のように立て、ゲートで3面から囲むことで制御力を高めました。22nm世代あたりから長く主役を務めました。
GAA:全周から囲む(2nmの主役)
さらに進んだのがGAA(ゲート・オール・アラウンド)。チャネルを板状(ナノシート)にして全周をぐるりと囲む構造です。制御力が最も高く、リークを抑えられます。
FinFET
- ヒレ状のチャネルを3面から囲む
- 22nm〜5nm世代の主役
- 微細化でヒレが増えて限界に
GAA(ナノシート)
- 板状チャネルを全周から囲む
- 2nm世代の主役
- 電流ともれの両立に有利
2026年の主戦場
TSMC N2・Samsung SF2・Intel(RibbonFET)・Rapidus——2nm世代の各社はいずれもGAA系を採用。トランジスタの形が世代の分かれ目になっています。