
トランジスタ超入門|電気で動くスイッチのしくみ
2026-08-02 ・ 超入門
半導体チップの中には、同じ部品が何十億個も入っています。それがトランジスタ。この記事で主役の正体をつかみましょう。
トランジスタ=電気で動くスイッチ
ふつうのスイッチは指で押します。トランジスタは電気(電圧)で押すスイッチ。だから人の手を借りずに、超高速でON/OFFをくり返せます。
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MOSFETの3つの端子
いま最も使われるトランジスタがMOSFET。3つの端子があります。
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- ソース:電流の入り口
- ドレイン:電流の出口
- ゲート:電圧をかけて、ソース〜ドレイン間の通り道(チャネル)を開け閉めする「見張り番」
ゲートに電圧をかけると通り道ができて電流が流れ(=1)、切ると流れない(=0)。これだけです。
スイッチを組み合わせると「計算」になる
トランジスタを組み合わせると、AND(両方ONで通す)やOR(どちらかONで通す)といった論理回路が作れます。下のデモで、2つのスイッチのAND を体験できます。
🎛️ トランジスタのスイッチで遊ぼう
2つのトランジスタを直列につなぐと「AND(両方ONで通電)」になります。押して光らせてみましょう
両方ONのときだけ電流が通り、出力が1になります。これが論理回路「AND」。半導体はこのスイッチの集まりです
この小さな判断を何十億個ぶん高速にくり返すことで、チップは計算・記憶・通信をこなします。
もう少し詳しく(背景)
トランジスタは、現代のあらゆる電子機器の根っこにある**「電気で操作できるスイッチ」です。小さな電圧をかけると電流が流れたり止まったりする——このオン/オフが、コンピュータの0と1になります1。すごいのは、これが機械的なスイッチと違って動く部品なしで、超高速に、極小サイズで切り替えられること。だから1つのチップに何十億個も詰め込め、1秒に何十億回も切り替えられます。もう一つ大事な働きが増幅**——弱い信号を強い信号に拡大できることで、これがラジオやアンプなど電子回路の基礎になりました2。1947年にベル研究所で発明されて以来、トランジスタは真空管に取って代わり、小型化・大量集積を通じてコンピュータ革命を起こしました。「電気でオン/オフする小さなスイッチ」という単純な部品を、論理回路として組み上げ、膨大に集めたものが、スマホやAIを動かすチップの正体なのです。