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政府の動き

半導体分野の国の戦略・予算・直近の決定(最終確認日: 2026-10-07)

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68.0兆円

半導体への官民投資額の想定(2040年度まで)

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1兆2,390億円

経産省のAI・半導体関連予算(令和8年度当初)

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11.5%

政府がラピダスに持つ議決権(2026年2月時点)

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このページの読み方

金額は「どの段階の数字か」で意味が変わります。概算要求は各省が財務省に出した希望額で、まだ決まっていません。当初予算は国会で成立した年度の予算、補正予算は年度の途中で追加された予算です。官民投資額の想定は、国と民間を合わせた今後の投資の見込みで、予算として確定した金額ではありません。このページでは、数字のそばに必ず段階を書いています。

いま動いている主な方針

戦略17分野の官民投資ロードマップ(2026年7月21日・日本成長戦略本部決定)

国が重点を置く17分野ごとに、「何に」「いつまでに」「どれくらい」投資するかをまとめた工程表です。半導体は「AI・半導体」分野の中で、「フィジカル・インテリジェント・システムの中核を担う半導体」として取り上げられ、官民投資額は2040年度までで68.0兆円と想定されています。17分野・62の製品や技術を合計すると、2040年度までの累計で370兆円超という想定です。

AI・半導体産業基盤強化フレーム(経済産業省の予算の枠組み)

AIと半導体への公的支援をまとめて管理する予算の枠です。令和8年度(2026年度)当初予算では、経産省のAI・半導体関連が1兆2,390億円(前年度当初は3,328億円)と大きく増えました。

ラピダスへの政府出資(2026年2月27日・経済産業大臣会見)

次世代半導体の量産を目指すラピダスに対し、政府と民間が2026年2月26日までに総額2,676億円を出資しました。内訳は、情報処理推進機構(IPA)を通じた政府出資が1,000億円、民間企業を中心とした32社が1,676億円です。政府が得た議決権は11.5%です。

国の体制とお金の全体像

半導体の支援は経済産業省が中心で、AI政策(内閣府の人工知能基本計画)とも結びついています。支援の手段ごとに整理すると、次のようになります。

支援の手段中身主なお金
出資国が株主になって量産を後押しする次世代半導体の量産等に向けた出資事業 1,500億円(令和8年度 当初予算)。ラピダスには政府が1,000億円を出資済み
研究開発の委託・補助先端半導体やAI向けチップの技術開発ポスト5G基金事業 6,738億円、省エネルギー半導体関連技術開発 60億円、省エネAI半導体の技術開発 30億円(いずれも令和8年度)
設計・製造の基盤づくり設計や製造の環境を国内に整える半導体設計・製造基盤整備事業 988億円(令和7年度 補正予算)
債務保証事業者が民間から資金を借りやすくする債務保証のためのIPA出資金 320億円(令和9年度 概算要求・新規)

研究開発だけでなく、出資や債務保証といった「お金の出し方」を組み合わせているのが、いまの半導体政策の特徴です。

主な事業とお金の動き

事業金額段階
AI・半導体関連(経産省の合計)1兆2,390億円令和8年度 当初予算
ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業6,738億円令和8年度 当初予算
次世代半導体の量産等に向けた出資事業1,500億円令和8年度 当初予算
省エネルギー半導体関連技術開発事業60億円令和8年度 当初予算
半導体設計・製造基盤整備事業988億円令和7年度 補正予算
ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業1,537億円令和7年度 補正予算
AI・半導体産業基盤強化フレーム(経産省の合計)5,272億円令和9年度 概算要求
ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業3,706億円令和9年度 概算要求
半導体設計・製造基盤整備事業908億円令和9年度 概算要求
次世代半導体事業者への債務保証のためのIPA出資金(新規)320億円令和9年度 概算要求

令和9年度(2027年度)の数字は概算要求の段階で、年末の予算編成で変わる可能性があります。

直近の決定

  • 2026年2月27日 経済産業大臣が、ラピダスへの出資(総額2,676億円、うち政府1,000億円)の実行を公表
  • 2026年4月7日 経産省が令和8年度当初予算の概要を公表(AI・半導体関連 1兆2,390億円)
  • 2026年7月14日 新しい人工知能基本計画を閣議決定。半導体は、フィジカルAIなどを支える中核技術と位置づけ
  • 2026年7月21日 日本成長戦略と、戦略17分野の官民投資ロードマップを決定(半導体は2040年度までで68.0兆円の想定)

これから見るポイント

  • 令和9年度予算の編成で、概算要求の金額がどこまで認められるか
  • 新規に要求されている「次世代半導体事業者への債務保証」の扱い
  • 官民投資ロードマップは、決定後も見直しを続けるとされています

読み手別のひとこと

  • 学生の方へ:国の支援は「設計」「製造」「装置・素材」まで広く対象にしています。半導体のサプライチェーンを見ておくと、どこにお金が向かっているかが分かりやすくなります。
  • エンジニアの方へ:予算の大きな柱は、先端ロジックの量産と、その先のAI向けチップです。技術面は2nm競争2026にまとめています。
  • ビジネスの方へ:「予算」と「官民投資額(想定)」は別物です。後者は民間の投資見込みを含む数字なので、補助金の規模として読まないよう注意が必要です。

出典(すべて一次資料)

このページは省庁などの公開資料をもとに作成しています。政策や予算は変わることがあるため、正確な内容は出典の一次資料でご確認ください。

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